Tech Valueの明確化
なぜ、Tech Valueの言語化をするのか?
人数規模が増えても良い開発組織でいられるようにするため
なぜ、Tech Valueの言語化をすることで良い開発組織でいられるのか?
組織の「共通基盤」を形成し、効果的に目標に向かって進むための「指針」を提供するため
共通基盤
組織内のメンバーが共有する基本的な価値観や原則で、メンバーの行動や意思決定の基準となる
指針
組織が目標に向かって進ための基準
――どのような方法で、開発組織の文化を良好に保ちたいと考えていますか?
最近取り組んでいるのは、開発組織として大切にするTech Valueの明確化です。今後さらに開発組織の人数が増えても良い開発組織でいられるように、「自分たちが何を大切にしている組織なのかを言葉としてまとめよう」というメッセージをまずメンバーに伝えました。
そのうえで、開発組織全体をいくつかのグループに分けて、グループメンバー同士で「ログラスの開発組織が持っている良い要素は何か」「自分たちは今後どうなりたいか」について話し合い、情報をまとめてもらいました。これらの情報のグルーピングや共通化などを行ったうえで、ChatGPTに「これらの情報から、5つほどValueを抽出すると何になりますか?」と問いかけました。ChatGPTに質問したのも意図があって、私が選んでしまうと、私の考えによるバイアスがかかってしまうためです。
ChatGPTが抽出してくれた叩き台をベースに、もう1回みんなにValueの案を出してもらいました。そこからは数名ほどの有志を募って、アイデアの収束と発散をくり返したんです。このプロセスを経た結果、かなり納得感のあるTech Valueになってきました。
このTech Valueを言語化して、業務のいろいろな場面で用いることでメンバーの意識に浸透させたいと思っています。その「ログラスの開発組織の文化」を拠り所として、これから人が増えても崩れないような、強固な文化を作っていけると考えています。